◆2011秋冬ファッショントレンド◆
2011秋冬トレンドファッション
◆トレンド1 ボウタイブラウス
首もとに優雅なリボンがあしらわれたボウタイブラウスは第1のキーワード「クラシカル」を象徴するアイテム。目指すコーディネートは正統派(オーセンティック)の上品ルック。スカートにもパンツにも合うから、コーデの自由度は高い。リボンの印象からか、ロマンティック過ぎると思われがちだが、合わせ方次第でオフィスにも十分、着て行ける。
白ブラウスは清潔感や誠実さ、ピュアネスを印象づける。一方、白以外の色はあでやかさを添えてくれるので、シーンで使い分けたい。ジャケット+膝丈スカートはきちんと感を際立たせる組み合わせ。ボウタイブラウスとは絶好のトリオを組む。マニッシュなワイドパンツと合わせると、逆にブラウスの女らしさが引き立つ。ボウに視線が集まるよう、ジュエルやアクセサリーは控えめに。ジャケットに袖を通さないで、羽織るだけにして、袖をだらんと落とせば、自然と視線が縦方向に流れる。
◆トレンド2 膝下スカート
「レディーライク」は新キーワードの1つでもある。スカート丈は膝下が新ルール。ショートパンツ、マキシ丈スカートの人気が衰えない中、やや古風な膝下丈スカートはかえって新鮮に映る。まじめさや良識も感じさせるだけに、オフィスルックにもうってつけ。穏やかな表情が出るから、着こなしははしゃぎすぎない抑えめのたたずまいを意識したい。
もう1つのキーアイテム、ボウタイブラウスとも抜群の相性。重ねて着ると、淑女のムードが漂う。ふくらはぎを隠す丈のブーツと合わせれば、スカートの丈感がくっきり出やすい。ファーやレザーのトップスと合わせるのも、膝丈スカートを生かすコーデ。成熟した女性のおもむきを感じさせるロンググローブやクラッチバッグと重ねる小技も覚えて。ベストを重ねると、コンパクトな上半身が膝丈の程よいレングスを印象づけてくれる。
◆トレンド3 チェック柄
もはやトレンドという扱いを越えて、スタンダードな存在となったチェック柄。でも、クラシックが基軸になるこの秋冬はカジュアル顔なチェックではなく、ノーブルな新チェックスタイルを身に着けて。第3のキーワード「ブリティッシュ(英国調)」ともしっくり来るから、今季のチェック柄はオンでも楽しみたい。上品ムードのスカートに採り入れれば、「クラシック」と「ブリティッシュ」をダブルでまとえるし、今までと違う自分を演出しやすいはず。
ガンクラブ・チェック風の変わり種チェックが、くだけた装いになりがちなカットソーとのコーデを軟着陸させている。紳士靴風ひも革靴で、英国イメージを寄り添わせた。正面と両脇で異なる見栄えのチェック柄をあしらったスカートは、ブラウン系の落ち着いた表情。ボーダーのニットも同系色を忍び込ませて、うまくなじませ、首もとにはリボンを配して、レディー度をかさ上げ。クラシカルなシューズと厚手のタイツもお嬢様ライクな装いにまとめ上げている。
◆トレンド4 ポンチョ(マント・ケープ)
もともとは中南米の民俗衣装であるポンチョ。これまではエスニックテイストを生かした装いの味付けに使われてきたが、今年はもっとシックに着こなしたい。ファー素材やチェック柄などのマントやケープもお目見え。肩周りに上品なボリュームが生まれ、ウエストから下がすっきり見えるシルエットもありがたい。
コートやジャケットと違って、腕の見え方がちょっとトリッキーだから、秋冬には貴重な素肌見せのポイントに生かすのが、上手な着方。ポンチョを秋冬の装いの主役に仕立ててみよう。レザーのロンググローブはクラシックさを引き出す上、素肌の透明感を際立たせてもくれる。ガンクラブ・チェックのケープはブリティッシュな雰囲気。マニッシュな伊達眼鏡も昔の英国紳士風。総レースの指出しロンググローブは、シャープな印象の装いに、貴婦人風ムードを添えている。
◆トレンド5 ファー
長いトレンドになり、人気が定着してきたファーは今年も健在。ただ、装いはさらにアレンジが進んで、袖や裾にだけ部分的にあしらう「ポイントファー」、アイキャッチになるほどのふくらみを持たせる「ボリュームファー」が新たなお約束になりそうな気配。ファーコートのように、モコモコ感が出にくく、ボディーラインを細く見せてくれる効果もあるから心強い。
ひじから先にだけ、どっさりファーをあしらったコートは、華奢な上腕や、引き締まった体型を、ちょっとした錯覚も含めてアピールしてくれている。スリムなパンツで合わせたのは、細身イメージを呼び込むお見事な計算ずく。ニットが常識だったスヌードも、ファーなら一気にリュクス度が高まる。たっぷりのファーでボリューミーに仕上げれば、その反動で顔が小さく見える。
◆トレンド6 マニッシュコート
ボーイフレンドジーンズや男物眼鏡など、メンズテイストを持ち込むアレンジは長いトレンドになってきた。この秋冬のイメージソースの1つは「英国紳士」。ロングコートや紳士靴に身を固めた伝統的ジェントルマンの装いを借り出して、ダンディーに寄せすぎないスタイリングがコツ。長身シルエットを切り出すロングコートはいかにも紳士のアイテム。クラシックや正統派という大きなうねりを受けて、非カジュアルの大人顔で着こなすのが新流儀になりそう。
紳士の休日っぽい仕上がりのチェック柄ガウン風コートに、ワイドパンツで女っぽいつやめきを差し込んでいる。ダブルブレストのコートは一見、トレンチ風だが、襟周りにたくさんのファーをあしらって、鮮やか朱赤で彩っている。コート裾からのぞかせたスカートはレディー度の高いプリーツで、全体のクラシック感に歩調を合わせている。
おさらいすると、秋冬トレンドを物語るキーワードは「クラシカル」「レディーライク」「ブリティッシュ(英国調)」の3つ。そして、主なアイテムはボウタイブラウス、膝下スカート、チェック柄ウエア、ポンチョ、ファーアイテム、マニッシュコートの6つ。全体を見渡して感じられるのは、古典的、正統派の装いが復活しているという傾向です。
kayo
◆トレンド1 ボウタイブラウス
首もとに優雅なリボンがあしらわれたボウタイブラウスは第1のキーワード「クラシカル」を象徴するアイテム。目指すコーディネートは正統派(オーセンティック)の上品ルック。スカートにもパンツにも合うから、コーデの自由度は高い。リボンの印象からか、ロマンティック過ぎると思われがちだが、合わせ方次第でオフィスにも十分、着て行ける。
白ブラウスは清潔感や誠実さ、ピュアネスを印象づける。一方、白以外の色はあでやかさを添えてくれるので、シーンで使い分けたい。ジャケット+膝丈スカートはきちんと感を際立たせる組み合わせ。ボウタイブラウスとは絶好のトリオを組む。マニッシュなワイドパンツと合わせると、逆にブラウスの女らしさが引き立つ。ボウに視線が集まるよう、ジュエルやアクセサリーは控えめに。ジャケットに袖を通さないで、羽織るだけにして、袖をだらんと落とせば、自然と視線が縦方向に流れる。
◆トレンド2 膝下スカート
「レディーライク」は新キーワードの1つでもある。スカート丈は膝下が新ルール。ショートパンツ、マキシ丈スカートの人気が衰えない中、やや古風な膝下丈スカートはかえって新鮮に映る。まじめさや良識も感じさせるだけに、オフィスルックにもうってつけ。穏やかな表情が出るから、着こなしははしゃぎすぎない抑えめのたたずまいを意識したい。
もう1つのキーアイテム、ボウタイブラウスとも抜群の相性。重ねて着ると、淑女のムードが漂う。ふくらはぎを隠す丈のブーツと合わせれば、スカートの丈感がくっきり出やすい。ファーやレザーのトップスと合わせるのも、膝丈スカートを生かすコーデ。成熟した女性のおもむきを感じさせるロンググローブやクラッチバッグと重ねる小技も覚えて。ベストを重ねると、コンパクトな上半身が膝丈の程よいレングスを印象づけてくれる。
◆トレンド3 チェック柄
もはやトレンドという扱いを越えて、スタンダードな存在となったチェック柄。でも、クラシックが基軸になるこの秋冬はカジュアル顔なチェックではなく、ノーブルな新チェックスタイルを身に着けて。第3のキーワード「ブリティッシュ(英国調)」ともしっくり来るから、今季のチェック柄はオンでも楽しみたい。上品ムードのスカートに採り入れれば、「クラシック」と「ブリティッシュ」をダブルでまとえるし、今までと違う自分を演出しやすいはず。
ガンクラブ・チェック風の変わり種チェックが、くだけた装いになりがちなカットソーとのコーデを軟着陸させている。紳士靴風ひも革靴で、英国イメージを寄り添わせた。正面と両脇で異なる見栄えのチェック柄をあしらったスカートは、ブラウン系の落ち着いた表情。ボーダーのニットも同系色を忍び込ませて、うまくなじませ、首もとにはリボンを配して、レディー度をかさ上げ。クラシカルなシューズと厚手のタイツもお嬢様ライクな装いにまとめ上げている。
◆トレンド4 ポンチョ(マント・ケープ)
もともとは中南米の民俗衣装であるポンチョ。これまではエスニックテイストを生かした装いの味付けに使われてきたが、今年はもっとシックに着こなしたい。ファー素材やチェック柄などのマントやケープもお目見え。肩周りに上品なボリュームが生まれ、ウエストから下がすっきり見えるシルエットもありがたい。
コートやジャケットと違って、腕の見え方がちょっとトリッキーだから、秋冬には貴重な素肌見せのポイントに生かすのが、上手な着方。ポンチョを秋冬の装いの主役に仕立ててみよう。レザーのロンググローブはクラシックさを引き出す上、素肌の透明感を際立たせてもくれる。ガンクラブ・チェックのケープはブリティッシュな雰囲気。マニッシュな伊達眼鏡も昔の英国紳士風。総レースの指出しロンググローブは、シャープな印象の装いに、貴婦人風ムードを添えている。
◆トレンド5 ファー
長いトレンドになり、人気が定着してきたファーは今年も健在。ただ、装いはさらにアレンジが進んで、袖や裾にだけ部分的にあしらう「ポイントファー」、アイキャッチになるほどのふくらみを持たせる「ボリュームファー」が新たなお約束になりそうな気配。ファーコートのように、モコモコ感が出にくく、ボディーラインを細く見せてくれる効果もあるから心強い。
ひじから先にだけ、どっさりファーをあしらったコートは、華奢な上腕や、引き締まった体型を、ちょっとした錯覚も含めてアピールしてくれている。スリムなパンツで合わせたのは、細身イメージを呼び込むお見事な計算ずく。ニットが常識だったスヌードも、ファーなら一気にリュクス度が高まる。たっぷりのファーでボリューミーに仕上げれば、その反動で顔が小さく見える。
◆トレンド6 マニッシュコート
ボーイフレンドジーンズや男物眼鏡など、メンズテイストを持ち込むアレンジは長いトレンドになってきた。この秋冬のイメージソースの1つは「英国紳士」。ロングコートや紳士靴に身を固めた伝統的ジェントルマンの装いを借り出して、ダンディーに寄せすぎないスタイリングがコツ。長身シルエットを切り出すロングコートはいかにも紳士のアイテム。クラシックや正統派という大きなうねりを受けて、非カジュアルの大人顔で着こなすのが新流儀になりそう。
紳士の休日っぽい仕上がりのチェック柄ガウン風コートに、ワイドパンツで女っぽいつやめきを差し込んでいる。ダブルブレストのコートは一見、トレンチ風だが、襟周りにたくさんのファーをあしらって、鮮やか朱赤で彩っている。コート裾からのぞかせたスカートはレディー度の高いプリーツで、全体のクラシック感に歩調を合わせている。
おさらいすると、秋冬トレンドを物語るキーワードは「クラシカル」「レディーライク」「ブリティッシュ(英国調)」の3つ。そして、主なアイテムはボウタイブラウス、膝下スカート、チェック柄ウエア、ポンチョ、ファーアイテム、マニッシュコートの6つ。全体を見渡して感じられるのは、古典的、正統派の装いが復活しているという傾向です。
kayo
